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モルトウイスキーとその生産地

前回お話したように、モルトウイスキーとは大麦麦芽を原料とし、単式蒸留器を使用して一般的に2回の蒸留を行ってできたものです。スコットランドには、このようにモルトウイスキーを作る蒸留所が100以上あります。これらの蒸留所は地域によって、ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ、キャンベルタウンの5つに分けることができます。さらにハイランドからアイランド地域を分離し6つに分ける分類の仕方もあるようですが、ここでは5つの地域についてお話するとしましょう。

「ハイランド」スコットランド北部をハイランド地方といい、およそ40の蒸留所が存在します。様々なタイプのモルトウイスキーが作られており、共通する特徴を見出すのは難しいです。

「ローランド」スコットランド南部をローランド地方といい、現在3ヶ所の蒸留所が操業しています。一般的に穏やかな風味のウイスキーが多いです。

「スペイサイド」ハイランド地方東部のスペイ川の流域をスペイサイドといい、およそ50の蒸留所が存在するモルトウイスキー最大の産地です。全モルト中で最も華やかでバランスに優れた銘酒がそろっていると言われています。

「アイラ」スコットランドの西にあるアイラ島のことで、現在8ヶ所の蒸留所が操業しています。蒸留所は海辺に建てられており、その影響からここで生産されるモルトはヨード臭がし、さらにピート由来のスモーキーさを持っています。他の地域のモルトと比較するとクセの強いモルトがそろっており、ここの地域のモルトにこだわりを持つモルト愛好家は多いです。

「キャンベルタウン」キンタイア半島先端にある町で、現在3ヶ所の蒸留所が操業しています。キャンベルタウンモルトの特徴としては「香り豊かで、オイリー、塩っぽい風味を持つこと」が挙げられます。

以上、簡単に地域による違いをお話してみました。ぜひ、いろんなモルトウイスキーを飲んで、地域の違いによる香りや味を楽しんでみてください。

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